縁(えにし)な生活


実在の選手をモデルにするのはほかのマンガでたくさんやってるので、それはもう”済んでいること”というか。

by 木多康昭 (Kamipro 148号より)


喧嘩商売トーナメント16戦士に実在モデルはあるのか?

みんなうすうす察していると思うけど、「無い」が正解です。

とりわけ実在モデルなんてありえないのが金隆山康隆さん。

史上最強の力士であり、神の依り代でもある、あの方です。


ミオスタチン関連筋肉肥大で強くて大きくて仕方ないあの人。

ライバルは2-3メートルの熊の剥製。それを倒した山本陸。

体重1トンの闘牛横綱を合掌ひねりで倒した直後のセリフ。

「心配するなよ、遊びだ、遊び。」

突っ張り・のど輪・さば折・かんぬきは自ら禁じ手としてる。

いまだ全力で戦ったことはないという。


力士モデルで、千代の富士とか北の湖とかありがちですね。

今なら朝青龍とか白鳳とか、曙・小錦とかも出てきそうです。

無敗ということで伝説の雷電為衛門さんも名前が挙がります。

でも雷電なんて誰だソイツって感じだし、他の人も違うんですよね。


別の角度で、筋肉つながり・格闘家モデルでも考えてみましょう。

まず最近のアリスター・オーフレイム、筋肉オバケで同一系統です。

そしてなつかしの野獣・ボブサップ。元祖・筋肉オバケでしたね。

ノゲイラ戦とホースト2連戦のサップはマジで強かったですよ。

圧倒的パワーがすべてを凌駕してしまうことがある象徴でした。


そして最近の新たな情報としてのUFCヘビー級戦線です。

でかくて速くて、どうしようもなく強い男たちの終わりなき物語。

ブロック・レスナー、ケイン・ヴェラスケスを筆頭に雄がわんさか。

地上最大の拳をもつ男、シェン・カーウィンとか、幻想の塊です。

現在、金隆山のイメージに一番近いのはUFCの世界観でしょう。

いわく、コマツ・フォークリフトの境地。攻撃力・殺傷力・存在感。


UFCのヘビー級は人間というよりコマツフォークリフトだもん!

by 玉袋筋太郎(Kamipro 153号より)


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休載中の喧嘩商売に代わって毎週月曜に掲載するログです。

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